旅好き・美味しいもの好き・好奇心旺盛の<hitsuji>の旅日記です
初夏の近江八幡へone-day-tripに出かけました。今回の楽しみは、日本の近代建築に大きな足跡を残したメレル・ヴォーリズ氏の建物を訪ねることでした。しかしながら近江八幡をめぐるにつれ、ヴォーリズ建築だけが見所なのではなく、彼の残した「精神」や近江八幡の人びとの生き様が、近江八幡の魅力の基になっていることに気づかされるようになりました。発見のある旅。おすすめです。
参考文献:
「青い目の近江商人メレル・ヴォーリズ」岩原 侑
「青い目の近江商人ヴォーリズ外伝」岩原 侑
<当日の行程>
10:45 名神高速道路 竜王IC→日牟礼八幡宮お参り→たねや日牟礼ビレッジ(出来立てバームクーヘン購入)→ 白雲館(観光案内所)→近江兄弟社本社→新町通り(近江商人の町)→八幡堀散策→(車)→12:30昼食(レストラン・ティファニー・予約)・近江牛カネ吉本店(お土産購入)→(車)→池田洋館街→(車)→ヴォーリズ記念病院(ヴォーリズ建築見学)→(車)→瓦ミュージアム(無料駐車場)→(車)→14:00ヴォーリズ記念館(要予約)→15:00 名神竜王IC→帰宅の途
<日牟禮八幡宮>
古くから八幡商人の信仰を集める八幡宮。「近江八幡」の名の由来でしょうか。
<日牟禮八幡宮基礎情報>
〒523-0828 滋賀県近江八幡市宮内町257 0748-32-3151 駐車可(無料)
<たねや日牟禮ビレッジ>
クラブハリエ日牟禮館。日牟禮八幡宮の門前に、和菓子「たねや」が経営する店舗が固まった「たねや日牟禮ビレッジ」という一角があります。クラブハリエはその洋菓子販売部門。ここだけでしか買えない出来立てバームクーヘンはお土産に最適。ふんわりとした食感は、バームクーヘンへの偏見を覆す美味しさ。ただし、賞味期限は当日のみです。
たねやについての参考文献:「商いはたねやに訊け―近江商人山本徳次語録」 山本 徳次
<基礎情報>
近江八幡市宮内町246 日牟禮ヴィレッジ 0748-33-3333 9:00〜18:00 年中無休 駐車可(無料)
参考URL:http://www.taneya.co.jp/
<白雲館>
1877年(明治10年)に八幡東学校として建てられた白雲館。平成6年に復元され、観光案内所やギャラリーになっています。無料で地図ももらえます。絵葉書をお土産として買いました。
<近江兄弟社本社ビル・新町通り・八幡掘散策>
白雲館から西に向かって散策していくと、近江兄弟社の本社ビルがあります。1Fのギャラリーでは、兄弟社の創始者でもあるヴォーリズ氏の足跡と商品であるメンタームの移り変わりが展示されています。また、本社前の広場には、ヴォーリズ氏の銅像もあります。
さらに西に進むと、新町通り。近江商人が住んでいた町並みが現在も保存されています(居住されています)。一部、公開されているころもあります。
新町通りからみて北側には、八幡掘がめぐらされていて、情緒ある風情をかもし出しています。その趣のある景色が時代劇にはぴったりということで、多くの映画やTVのロケーションが行われているそうです。みなさんも、ぜひ堀端を散策してみてください。
<レストラン・ティファニー>
近江八幡の散策を終え、お楽しみの昼食。八幡宮から南に2キロあまり、近江八幡駅ちかくにある、近江牛販売店「カネ吉」。その2階にあるレストラン「ティファニー」で昼食をとりました。
重厚な雰囲気の素敵なレストラン。サービスも上流感覚。でもランチだと1260円からというとてもリーズナブルな値段で楽しめます。もちろん、自慢の近江牛(多少お値段は張りますが)も味わうことができます。混雑時には予約がお勧め。1階のカネ吉販売店で、お土産として近江牛などが買えます。かなりおすすめ。
<レストラン・ティファニー基本情報>
近江八幡市鷹飼町558 0748-33-3055 火曜休業(祝日営業)11:30〜15:00 17:00〜20:30 公式HP:http://www.oumigyuu.co.jp/
<近江八幡 建築探訪>
池田町の洋風住宅。ヴォーリズが関わった、個人住宅。現在も居住者がおられますので、もちろん非公開。煉瓦積みの塀や煙突のある建物など、外側から見ても、見所十分。
市内には、この他、YMCA会館や八幡高等商業学校(旧八幡商業学校)、旧八幡郵便局などヴォーリズ建築が点在してます。ヴォーリズ建築に興味のある方なら垂涎ものです。
市立八幡小学校。もちろん現役の校舎です。給食の時間に通りかかったため、昼の放送で流されているはやりの歌が校舎の外まで聞こえてきました。こんな趣のある校舎で学べる子供たちがうらやましい。大正時代・田中松三郎氏の設計。ヴォーリズ建築ではありませんが、近江八幡の気風を感じられる建物。
ヴォーリズ記念病院「ツッカーハウス」。市内から北東2キロあまりのところにある、記念病院。当初は結核療養所として開設されたヴォーリズゆかりの病院。写真で見た趣のある本館も、2005年に、立て替えられてしまったそうです。そんな中、このツッカーハウス(初期の建物・ツッカー氏の金銭支援によって建築された)は、かろうじて保存されていました。ただし老朽化がひどいため、立ち入り禁止。奥にあるチャペルなどほかにも残されたヴォーリズ建築がありました。チャペルの見学は管理棟で申し込めばできるそうです。建物は立て替えられてしまったとはいえ、ヴォーリズ記念病院はホスピスや福祉センターなどを増設し、町の人びとの心と体の拠り所として今でもヴォーリズ精神を体現しているようです。
近江八幡の印象的な建築物は、その多くが現役で活躍しています。ついつい建造物の奥のほうまで見たくなりますが、あくまで私有地。居住者や関係者が不快になるような見学にしないよう、気をつけなければいけないなと思いました。
<瓦ミュージアム>
ヴォーリズミュージアムの予約が2時からだったので、余った時間に予定外でしたが瓦ミュージアムへも行ってみました。瓦は近江八幡の古くからの産業。瓦つくりの体験コーナーもありました。
<近江八幡市立かわらミュージアム 基礎情報>
滋賀県近江八幡市多賀町738-2 TEL 0748-33-8567 9:00-16:00
休館日:月曜日(祝日は翌日)+祝日の翌日+年末年始
入館料 一般 300円 小中学生 200円 駐車場有(無料)
公式URL:http://www.80000.jp/kawaramuseum/index.html
<ヴォーリズ記念館>
ヴォーリズが晩年すんだ家。現在は記念館として公開されています。30分程度のVTR見学のあと、学芸員さんのお話が聞けます。彼の愛用のピアノや、彼の描いた油絵なども展示されています。私が行った日はイベント前の準備中のため、残念ながらリビングルームだけの公開で、建物の内部すべてを見学することができなかったのですが、簡素でありながら暮らしやすさと暖かさの感じられるヴォーリズらしい建物でした。ヴォーリズ関連の資料入手可。
<ヴォーリズ記念館 基礎情報>
近江八幡市慈恩寺町元11 0748-32-2456 見学は要予約 入館無料 駐車場2台分あり
公式URL:http://vories.com/index.html
梅雨の直前、とても気候のよい日。町めぐりには最適な天候でした。予期していたより魅力的な町。自然・建築・気風・・・近江八幡にすっかり魅了された一日となりました。
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関西日帰り温泉施設探訪シリーズ。今回は、都会の温泉施設「HAT神戸 なぎさの湯」へ行きました。
<大丸百貨店>
温泉施設に行く前に、神戸大丸に立ち寄りました。
陣内さん・紀香さんの結婚披露宴の直後でしたので、大丸のメインエンタランスの近くには、バカラのシャンデリアや蜀台が展示されていました。これから結婚披露宴を考えていらっしゃる方へのプロモーションの意味合いもあるようでした。
<中華料理 天天>
その後は、お昼を食べに、王子公園の駅前・中華料理店「天天」へ。
日替わりランチ750円。庶民派中華料理店ですが、料理の鉄人にも出演した腕前の料理人が炎を操って調理してます。満腹満足させていただきました。神戸市灘区王子町1-2-15 078-882-3958
<なぎさの湯>
さて、今日のメインイベント。HAT神戸へ。HAT神戸地区は、震災復興をめざした新都市。
その一角にスポーツクラブも併設された温泉施設があります。
お湯は天然温泉の露天風呂、3種類のサウナ、さまざまな湯船があって楽しめます。平日の昼間でも結構混雑していました。スポーツクラブの利用者も多いからでしょうか。
露天風呂からは、神戸港の活気と喧騒を眺めることができます。
<なぎさの湯 基礎情報>
【営業】10:00〜26:00(最終受付 25:00)
【休業】年中無休 臨時休業あり
【電話】078-231-4126
【住所】神戸市中央区脇浜海岸通1-3-3
【料金】大人 700円
都市型の温泉施設もたまには良いかと思いましたが、郊外型の方が、周辺の美しい景色も眺められて、癒される気持ちが強いような気がしました。いずれにしても楽しかったですけどね。
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