my travel diary

旅好き・美味しいもの好き・好奇心旺盛の<hitsuji>の旅日記です

京都 五山の送り火(大文字焼き)

「五山の送り火」

京都の夏・お盆の締めくくりとして行われる「五山の送り火(大文字焼き)」。京都市街を取り囲む山の中腹に「大」「妙法」「舟形」「左大文字」「鳥居」の五つの形が、炎によって浮かび上がります。

さて、この五山の送り火を見るために、今回は京都市定期観光バス(京阪バス)に乗車しました。大人の修学旅行、と言う感じの観光バスの旅。

まず、JR京都駅で当日の4時ごろ観光バスの手続きをしました。事前の予約が必要なのかなと思っていたのですが、4時ごろまでなら、座席に余裕があるようでした。大文字焼き見学には3つの特別コースが設定されていましたが、そのうちの「京料理と大文字焼き・5,400円」を今回は選択。

17:50 JR京都駅(烏丸口)出発。
河原町通りを北上して、鴨川を渡り、18:10頃 岡崎公園駐車場へ。
京料理店「六盛」で、手桶弁当を食します。
六盛
美しい盛り付けと、薄く上品な味つけが、いかにも「京料理」。
ビール810円、冷酒940円は別料金。

19:20 岡崎公園駐車場を出発、京都御苑で大文字焼きを見学します。

京都御苑は広大な敷地。多くの観光バスが集結して、観光客が次から次へと下車してきます。ここで見えるのは「大文字焼き」のみですが、大きく近く見えるのが良い点でしょうか。
8:00の点火を待ちます。

8:00 大文字焼きが始まります。わずか30分の炎の競演。
大文字
大文字焼きは純粋な宗教行事。各寺の檀家が、7月中旬から周到な準備をして、ご先祖様の魂を送ります。一つ一つの炎を各家が担当しているので、美しく燃やすことができるかどうかでその家の一年間の吉凶が占われるとあって、緊張しながら炎を燃やしています。また、この送り火をより一層美しく見せるため、この日は京都市内のネオンや照明の消灯に京都の人たちの多くが協力しています。こうした裏話や背景をバスガイドさんから聞けるのも、観光バスの良いところでしょう。

20:25 京都御苑出発。
21:00 JR京都駅(烏丸口)解散。帰宅。

京都の夏の風物詩を堪能することができました。

<京都・五山の送り火 基礎情報>
毎年 8月16日
午後8時、左京区東山如意ヶ嶽の・大文字送り火」
10分 左京区松ヶ崎「妙法送り火」
15分 北区西賀茂の「船型万燈籠送り火」
15分 北区大北山の「左大文字送り火」、
20分 右京区鳥居本の「鳥居形松明送り火」
京都の町を取り囲む山々に反時計回りに「送り火」が順次点灯。
燃えている時間は、それぞれ約30分。
これらの五つの送り火を総称して「五山の送り火」と言われる。
江戸末期頃は、全部で十の山々で送り火が灯されていたが、
明治から昭和初期にかけて現在の五山になりました。

<観光の方法>
大文字観光には、観賞ポイントへ行く(徒歩や自転車)・観光バスを利用する・レストラン等の観賞プランを利用するなどの方法があります。
<観賞ポイントへ行く>
主な観賞ポイントへは、以下のサイトなどを参考にされると良いと思います。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gozan/dai.html
http://www.e-kyoto.net/topics/daimonji/index.htm
<観光バスを利用する>
観光バスには、今回私が利用したような「夕食つきコース」以外にも、「他の観光ポイントと組み合わせたコース」や「バスで市街をめぐりながら複数の送り火を見るコース」などなど、いろいろなコースがあります。予算やプランを考えて、コース選択されると良いと思います。
京都定期観光バス:http://www.kyototeikikanko.gr.jp/
帝産観光バス:http://www.teisan-bus.co.jp/
<レストラン等の観賞プラン>
JR京都駅ビル10階・11階のレストラン街では、五山の送り火を観賞しながらのディナーが設定されていました。価格は通常より高額でしたが、複数の送り火を窓越しに見ながら、食事を楽しむというのも、また一興かもしれません。
他にも穴場の観賞ポイントもあるようです。京都在住者の情報をブログなどで収集されるといいかもしれませんね。

♪16♪

  • 2006.08.17 Thursday
  • 07:40

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