旅好き・美味しいもの好き・好奇心旺盛の<hitsuji>の旅日記です
アムステルダム国立美術館展を見に、晩秋の一日、兵庫県立美術館へ足を運びました。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_0510/main.html
入場料 前売り1,200円、当日1,400円。
9:55 兵庫県立美術館-芸術の館-到着
兵庫県立美術館は2004年完成。安藤忠雄設計の目を見張るような豪華な建物。震災復興のイメージ戦略中心地・HAT神戸エリアにあります。ただ、このようにゴージャスな建物が今の神戸に必要なのかどうか・・・疑問が残ります。
とにかく、展覧会へ。美術館地下には駐車場完備。美術館利用者は2時間400円のサービスが受けられます(通常は1時間400円)。手続きは1Fインフォメーションデスクで。
<アムステルダム国立美術館展>
↑はミュージアムショップ(日本の美術館は撮影禁止ですので)。
この展覧会では、今夏、アムステルダムへ行ったときすれ違いになっていた数々の名画と、日本でめぐり合うことができました。フェルメールの「恋文」、レンブラントの「青年期の自画像」などが、注目の展示物。
フェルメールの作品は、15年前にNYのメトロポリタン美術館で初めて目にしたとき、すっかり魅せられ、以来、追っかけになってしまいました。今夏のオランダ旅行も、フェルメール作品を見るのがひとつの目的でした。
今回の展覧会は、アムステルダム国立美術館の改修工事に伴うもの。
アムステルダム国立美術館では現在リニューアル工事がすすめられており、建物の一部が閉鎖中。そのため展示場所を失った一部の作品を集めて、世界を巡回展示中。日本の前はオーストラリアで展覧会が開催されていました。
そのため、展示作品は比較的小品が多く、また、一部工芸品なども展示されています。
展覧会の質としては、中くらい、という印象でした。
特別展を見てから、常設展へ。神戸ゆかりの画家・小磯良平の「T嬢の像」は上質な作品でした。
しかしながら、どうして日本の美術館の多くは、立派な建物だけが目立ち、収蔵品が貧弱なのでしょう。この美術館も、特別展の素晴らしさに比して、オリジナルコレクションの内容・展示はあまりにも貧弱。見るべきものは、上記の1点程度で・・・。
美術館とは、建物を見に行くものではなく収蔵品・展示物を見に行くものだと思うのです。たとえば、アムステルダム国立博物館は、建物は古くくすんでいますが、その収蔵品は、アムステルダムまで行く価値のあるものばかり。レンブラント最高傑作「夜警」は、当地へ行かなければ絶対に見ることができません。だから、この1枚のために、多くの人がそこへ足を運びます。
美術館の担当者、行政関係者の皆さん、この立派な美術館を生かす方法を、もっと真剣に探ってほしいと思います。この建物にふさわしい作品収集と展示方法が実現しなければ、このプロジェクトは税金の無駄と言われてしまうと思うのですが・・・。
さて、美術館見学の後、お昼ご飯へ・・・。
<手打ちそば処 石庵>
11:50頃、灘区・阪神石屋川駅近くの蕎麦屋さんへ。
神戸市東灘区御影石町2-11-13 電話078-822-2862 カウンター8席のみ。
天丼定食1,000円。手打ちの十割そばが食べられるところが嬉しい。
この時期は新そばの香りも楽しめます。
天ぷらもふっくら美味しいよ。天ざる定食1,500円。
<灘浜サイエンススクエア>
お昼ごはんのあと、灘浜サイエンススクエアへも足を運びました。
神戸市灘区灘浜東町2番地。078 (882) 8136 入場無料
HP:http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/index.html
神戸製鋼の科学展示施設。神戸製鋼の事業・製鉄と発電の仕組みがわかりやすく展示されています。鉄や電気に関する触れる展示物や、ディズニーランド張りのライド施設もあります(入場時、受付で予約券をもらう)。
平日は社会科見学の子供達などを受け入れているようです。小学生くらいの子供さんにピッタリの施設です。
建物の外は海。大きな船が接岸しているところが見えます。製鉄や発電が大きな産業であることが実感できます。
14:00頃 帰宅の途につきました。
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